今日は3月11日。
あの東日本大震災から丸6年の日です。
その後、被災地は復興を続け、震災当日に産まれた子供は来月小学校に入学するそうです。
こうしたニュースを耳にしますと、年月の経過を実感しますが、一方では未だに12万人を超える方が避難生活を送っていらっしゃるとのこと。
そして何より、震災によって大切な人を失った方の傷はいつまでも癒えることが無いのかと思うと、真の意味での復興はまだまだ先なのでしょう。
当時、東京でも地震の揺れは激しく、また私たちの業界では給油に訪れるお客様が長い列を成し、いわゆる給油パニックが発生しました。
およそ二週間近く続いたこの予期せぬ状況に対し、出光は長年の取引と弊社サービスステーションのエリア重要性、また弊社との強い信頼関係に期待をし、優先的に燃料油を供給してくれたことを覚えております。
勿論、お客様には給油の為に長時間お待たせしてしまったり、限定給油をお願いするなど、多大なご迷惑をお掛けしてしまいましたが、一日も休むことなく営業出来たことは良かったと思っておりますし、少しは地域の方々のエネルギー供給に貢献できたのではないかと感じております。
またこの期間、弊社のスタッフは皆、先行きの見えない中で力を合わせ頑張ってくれました。
スタッフ達の努力無くして、あの給油パニックは乗り越えられなかったことでしょう。
その年私は、何度か被災地と呼ばれる地域に足を運びました。
そこで東京の企業として何かできないかを自問自答し続けました。
そして考えた結果、被災地の高校生を弊社の社員として積極的に採用したいという思いに至りました。
当時はまだ、被災地の雇用問題は深刻でありましたので、非常に微力ではありますが、弊社にできることと言うことで考えたのです。
あれから6年、当時採用した社員の多くは、今も元気に頑張ってくれております。
嬉しいですね。
これからも期待をしております。
6年の節目の日、当時を思い出しながら、我々が出来ること、我々がやらなければならないこと、その様なことを考え、丸新石油として地域のお客様にそして社会に少しでも貢献できたらと感じております。